地域の安心・安全を守る
「黒部川の防人」としての高い技術力

当社は1946年に創業し、富山県東部の黒部川流域を主たる舞台として電源開発や水害を防ぐための治水工事を行ってきました。黒部川は標高3,000m級の北アルプスの山から85kｍという短い距離を一気に下る日本屈指の急流河川であり、土石流や水害が頻発してきた「暴れ川」としても知られています。

そのような険しい環境の中で、当社は「安全最優先」の意識のもと、「黒部川の防人」としての自負を抱き、激甚化する災害から地域を守るべく、創業から今日にいたるまで奮闘してきました。

当社が現在もメインの事業フィールドとしている黒部奥山は、地上の移動手段は鉄路（黒部峡谷鉄道）しかなく、現場に向かう際や資機材運搬をする際はトロッコ電車を利用します。また、トロッコ電車に載らない重機は分解してトロッコ電車やヘリコプターで運んだあと再度組み立てを行うなど、特殊な施工方法が求められます。

現在はICT施工や重機の無人化施工をはじめとする建設DXへの取り組みを先駆けて行い、山岳地帯のみならずあらゆるフィールドで力を発揮しています。

人とまちをつなぐ確かな技術力、
地域に寄り添うプロ集団

当社の建築部門は地域住民の生活に密接に関わる建築物を数多く出掛けてきました。地域を守る消防署や交番、地域文化を象徴する温浴施設や旅館、地域住民同士をつなぐ市民交流センターや個人住宅まで、多岐にわたるプロジェクトで地域社会の発展に貢献しています。

これらの建築物は、単に機能的であるだけでなく、地元の風土や文化を尊重した、長く愛される空間を提供しています。また、メインの事業フィールドである黒部奥山での施工実績は、他社には真似のできない強みです。厳しい自然環境やアクセスなど制約の多い山間部において、土木部とシナジー効果を発揮し、高度な施工を実現しています。どのような困難な状況においても、特殊な環境下で培った技術力と経験で確実に成果を出すプロ集団です。

さらに、BIMやICTなどの最新技術を積極的に活用し、効率的かつ精度の高い施工を行っています。経験豊富なスタッフによる迅速かつ柔軟な対応と、顧客目線に立った提案力によって、完成後も地域の人々に親しまれ、世代を超えて価値を持ち続ける建築を実現しています。地域社会そのものを支え、未来を形作る建築物を提供できるよう、「地域に寄り添うプロ集団」として、地域の人々の生活を豊かにするために歩み続けます。

社会の課題解決に先駆けて取り組む

フロンティア事業は「海外事業」「デジタルコンテンツ事業」「指定管理事業」の3つの事業部で構成されています。 いずれも新しい事業部であり、それぞれが他社と一線を画した取り組みを行っています。 創業の精神である「Open the Way」、積極的なチャレンジ精神を体現する事業です。